技術担当:服部
製品及び開発品に関わるお問い合わせはお問い合わせフォームか次のメールアドレスにご連絡ください。
新着情報
(平成30年3月28日時点)
① PDAT2型最新版ソフトウエア
最新版V1.4のインストーラと概要説明書をアップしました。
② PDATシリーズ情報を更新
製造データ自動転送無線ネットワークシステムPDAT1型の詳細をアップデートしました。
③ PDMSシリーズ情報の更新
マイコン搭載型測定子機の試作品情報を掲載致しました。
製品販売に付いて
最新のソフトウエア
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最新の技術資料
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品質保証と製造物責任
営業品目の変更についてのお知らせ
当社は平成28年度より製品群をネットワーク製品のみに絞り営業活動を行います。また、当社製品を五経乳されたお客様には有償でインストールサービスをご用意しておりますのでご用命ください。
当社開発の製品に付きましては親会社である武蔵通産株式会社から、その代理店を経由して販売されます。製品はセット構成と単品販売を行っておりますのでご用命をお願い申し上げます。 販売方法の詳細を見る
PDAT2型は製造装置の稼働状態を把握する目的で開発された製品です。2017年度は埼玉県産業振興公社の指導の下、埼玉県下の企業様に実験機を設置し、実際に稼働させて装置稼働分析を行った実績を持つ装置です。現在、製品化を進めておりますので乞うご期待。
(早期のご用命の場合は手作り品を供給し、製品が完成次第入れ替えをさせていただきます。)
詳しくは武蔵通産株式会社(電話:049-299-5560)迄お問い合わせください。
PDATシリーズの装置は今までチャートレコーダをお使いだった製造工場の技術者からのご要望で開発し、製品化致しました。開発段階では最初に実験機を使って、必要な性能と条件を1年半に渡る長い期間、実ラインで実験を行い製品化致しました。 通常のセンサーネットワーク装置と大きく異なる点は今稼働しているラインの製造データを工場内のハードウエアを変更せずに紙ベースの記録から電子媒体による記録への変更です。 それを実現す為、次にあげる特徴を持たせた装置構成と制御構成を持つ装置となりました。そして、作業者の手を煩わせずに自動的に製造データを吸い上げ、転送し、自動保存する製品ができました。
製造データの取得、転送、保存が自動的にできる装置です。
、今まで作業者が行っていた製造中の製造装置データの収集、転送及び保存がパソコンと無線を用いた装置でできるようななりました。
チャート祇記録はアナログ、PDTA1型は数値でデータを保管します。
チャート祇に記録されたデータはいざ数値に直そうとすると精度的に難しい面があります。PDAT1型は最初からデータを数値として記憶するので数値での判定が簡単
PDAT1型は制御機から電圧データを収集して数値化します。
市販の制御機は通常電圧または電流で出力されるアナログ端子を持っています。PDAT1型はこの端子からアナログデータを吸い上げて数値化します。
パソコン上を走る制御ソフトウエアが測定シーケンスに関わる全てを行います。
ユーザにより設定された条件に従い、測定シーケンスが実施され、各測定子機から送られて来た製造データを無線親機に接続されたパソコンに一括集中されます。
データに異常が無いかを確認した上でパソコンに保存されます
収集された製造データは先ず許容値と比較され、異常と判断された場合は警報を発します。正常値も異常値も時系列的にパソコンのハードディスクに可読式(ASCII形式)と二値化式(Binary形式)で保存されます。可読式はテキスト・エディタで読むことができます。
専用の解析ソフトウエアをご用意しています
オプションで専用の解析ソフトウエアが用意されています。これを使う事で過去の製造データを瞬時に閲覧することが可能になりました。
その結果、次の特徴を持つ製品に仕上がりました。
PDTA1型の特徴について簡単に説明致します。次をご覧ください。詳しい内容を知りたい場合はPDAT1型の詳細をご覧ください。
システム用ハードウエア
心臓部であるデジタル無線機にムラタエレクトロニクス北米社(MENA)の開発・製造の2.4GHz帯高度化小電力通信システム(GD1)を当社で工事設計認証を取得し(認証番号11-140001)、ネットワーク装置として開発したハードウエアを使用しております。本無線モジュールを採用した最大の理由はMENA製の品質の高さと通信プロトコルの優位性による通信信頼性の高さです。つまり測定したデータを無線通信中に失うことを極力避けることができる無sんモジュールであること。また、日本のみならず米国、カナダ、欧州で認証を得ている為、世界中の多くの場所で使用が可能です。
当社は本モジュールを株式会社ムラタエレクトロニクス様から直接仕入れ、当社で設計した周辺ハードウエアを付加して、製品化致しております。MDTW製品から8年にも渡る長い間、ハードウエアの信頼性向上に努めて参りました。その結果が本製品にも現れています。 製品コンセプトを見る
システム用ソフトウエア
本製品はWindows上で走るソフトウエアが標準で装備されています。当社ソフトウエアも完全な自社開発製品で、専用のグラフィックインターフェースにより、対話式で運用が可能です。運用に必要な設定値はプリセット値が用意されており、簡単な操作で動作させることが可能です。
右図は操作の一例で、生産する製品の条件を測定子機に割り当てている様子です。プリセットされた値をマウスでドラッグ・アンド・ドロップするだけで指定された製品の測定条件が測定子機にセットされます。また、一度セットしてしまえば同一条件で測定が継続されますので、操作に不慣れな方でも簡単に操作を行なえる特長を持っています。
ソフトウエアは次の3種類が用意されています。
① 制御ソフトウエア : 装置を制御し、測定を行なうソフトウエアです。
② 設定ソフトウエア : 技術者が測定条件等をセットする為の専用ソフトウエアです。
③ 解析ソフトウエア : 過去に取り込んだデータを呼び出して会席するソフトウエアです。
ソフトウエアは定期的にアップデートされ、当社HPから最新版をダウンロードすることができます。
制御機入力対応ハードウエア
PDATシリーズは1種の無線親機と4種の測定子機がライナップされています。その中でもType1は制御機用、Type2はK型熱電対を第1チャンネルに持つセンサー用となっています。Type1とType2は混在して使用することができます。 工場の多くは温調機等の制御機が製造条件を一定に保っておると同時に製造データを出力しています。Type1は制御機のアナログ出力を数値に置き換える機能を持っています。その為、制御機の値が数値化された製造データとして反映できます。しかし、通常のセンサーネットワーク装置では制御に使われているセンサーとは別のセンサーを用いる為、その値は製造データとは言えません。また、多くの場合、新たなセンサーを挿入するスペースも無いのが現状です。
但し、制御機が無い場所で製造データを採りたい場合はType2を使う事で制御機と時を同じくしてデータを取る事ができます。 ハードウエアの詳細を見る
小規模エリアをカバーする無線ネットワーク機構
無線ネットワークと言うと多くの場合、工場全体をカバーする大規模の装置を想像しますが、当社製品は小規模、1つの製造工程をターゲットとした製造データ収集システムです。つまり、工程内の必要な部分だけで製造データを収集する小規模な製品です。この製品が目指すところは必要な部分だけの製造データを収集し、収集したデータは一時的に制御用のパソコンに蓄積し、必要に応じて社内に構築された社内有線LANで転送する方法です。これによりデータ転送に掛かるコストと煩わしさを削減できます。
成形型の温度管理をしたい方には次をご用意しました
樹脂成形プロセスを監視する無線ネットワークシステムです。お使いの熱電対を測定子機に接続するだけで成形型の温度推移の測定が可能となります。測定はパソコン上で走る専用の制御ソフトウエアにより、定期的に且つ自動的に行われます。測定された温度データはパソコンのモニター画面上に表示されるだけではなく、一定の間隔でパソコンのハードディスクに書き込まれます。 また、許容値を設定することで測定値が許容値範囲を逸脱した時は警報がモニター上に表示されます。
センサーは熱電対の他に交流用センサー及び直流用センサー取り付け可能なポートが標準装備されており、圧力計のアンプ出力を接続することも可能です。
この製品は3年半以上の開発期間と樹脂成形メーカとのコラボで生まれた製品です。その間、4種類に及ぶ試作品を樹脂成形機に設置し、その機能と使い勝手を樹脂成形メーカの技術者様と共に磨き上げてきました。 当初は温度監視だけの機能を持った製品でしたが、最終製品版では熱電対専用ポートの他に交流出力センサー用ポートを1ポートと直流出力センサー用ポートを1ポートと計3センサーポートを持つ製品に生まれ変わっています。 制御系も充実し、使い勝手を向上させ、また樹脂成形プロセス専用に開発されたソフトウエアが作業者の代わりにデータの収集、データの時系列保存、測定値の許容範囲逸脱の警報通知を行ってくれます。 これにより作業者は監視業務以外の作業に専念できるため、樹脂成形プロセスの合理化が期待できます。
環境管理ネットワークをご要望の方には次の製品を!
測定環境の温度や電流を定期的に且つ自動的に測定し、パソコンのハードディスクに保存する事が可能な無線ネットワークシステムです。 温度許容値を設定することで測定値が設定された許容範囲を逸脱した場合は警告を表示する機能も持っております。これにより測定環境の温度と電流の常時監視が可能となります。測定可能な温度範囲は摂氏0度~400度です。
このシリーズの製品は当初、常温環境を測定する目的で開発されましたが、後によりご要求の高い常温圏外の温度を測定する目的に製品仕様が変更されました。外装も平成26年5月からMDTW型と統一され、使い勝手の良い製品になりました。
この変更に伴い無線システムもRFEM2400/LPR2430ERAを用いた2.4GHz帯高度化データ通信システムに改められ、以前の315MHz帯無線システムと比較すると通信の信頼性と通信速度が飛躍的に向上致しました。省電力無線システムの特徴だった電池駆動に付いても継承されており、電池ボックスが用意されております。
3次元加速度センサーを装備した測定子機を無線ネットワークでリンクし、逐次送られてくる振動情報をトレースデータとしてパソコンに保存し、子機が異常振動を検知した場合は警報で知らせ、同時に測定値をパソコンのハードディスクに保存する機能を持ちます。